2021年3月半ばの今日は11回目の陶芸教室。今回は以前からほしいと思っていた大皿2枚の作成を開始。大皿のデザインイメージは満月と新月。形は真っ平らの円形なので、タタラに伸ばした粘土に手びねりで粘土を積んでいくやり方(ポイント)を教えていただきました。

大皿2枚で粘土3キロ

陶芸粘土

10時30分に教室に到着。前回石仏の形作りが完成したので、今日は前から欲しかったタタラの大皿を黄色と黒の2枚色違いで作りたいと伝えました。イメージは満月と新月。粘土を購入しないといけないのでどのくらい買ったらいいか伺ったところ「色を付けるなら白い粘土で、3キロはあったほうがいい」ということでした。N白を3キロ渡してもらいましたがいつもの1キロと違ってずっしりと重い。

3キロの粘土を練る手応え

陶芸土 本練り

さっそく粘土を練りますが、3キロ練るのは今回が初めて。すごい練り応えがあります。奮闘している私の姿を見て先生が「がんばれ~笑」

土を手のひらで叩き平らに広げる

土を伸ばす

練上がった粘土を今度は板の上で丸く叩きながら広げては裏返し、また叩きなるべく円形になるように伸ばしていきます。

叩きながら土を締める

陶芸たたら

すると、先生が木の板でできた道具を持ってきました。周りにはみ出しすぎたものは木の板で叩いて整えていくといいということ。「叩くことで粘土が引き締まっていい状態になるんだよ」ということ教えていただきました。

カメ板のサイズに合わせて周りをカット

亀板

ほしいと思っている大皿のサイズがカメ板の大きさほどだったので、叩いて伸ばした粘土をカメ板に合わせて、はみ出した部分をざっくりとカット。

7ミリのタタラを2枚針金で引く

タタラ挽きの粘土

カメ板の合わせてサイズを作った丸い粘土は、お皿の底の部分になるので、7ミリの厚さになるように糸引してスライス。2枚分取っていきます。

7ミリのタタラをカメ板に乗せる

タタラ粘土の形取り

手びねり用のろくろにカメ板をセットしたら7ミリにスライスした粘土を乗せて、もう一度カメ板のサイズに合わせてピンで粘土をカットし、ゴムのパテを水に濡らして横に寝かすように表面を撫でて馴らしました。

粘土の紐を作る

手びねり陶芸

皿の立ち上がりの部分は粘土を縄状にし、積んでいきます。縄状に伸ばすのが最初は得意ではなかったのですが、先生に「真ん中から外側に向かって指を移動していきながら内から外内から外で伸ばしていくときれいに伸びる」というコツを教わってからは少し上手になってきました。一番端っこは、空気が入っているので使わずにカットします。

タタラに紐粘土を積んでいく

粘土を積み上げる

伸ばした粘土は、丸くカットしたタタラの粘土の底の部分の2ミリ位やや外側に置いて輪を作るように乗せます。お皿が大きいので、1本の紐とはいかず、2本で1周させました。

フチの外側からつないでいく

陶芸 縁の立ち上がり

輪ができたら、まず外側から接着。輪の粘土を下へ下へこするようにして底の部分と密着させ、1周したら、人差し指の第2節を使って横の方向にこするようにしてきれいに慣らしていきます。

内側をつなぐ

粘土を薄く伸ばす作業

外側をつないだら次は内側の粘土も同様に上から下に下ろしながらつないでいきます。外側はまっすぐに粘土を下ろしましたが、内側は斜めに下ろしながらつなぎます。内側のつなぎ目に、粘土の細い紐を作って、内側の接着を強化します。

立ち上がった部分を同じ厚みにする

手びねりろくろ

1周目の粘土のつなぎ目を接着させてら土を指でつまんで厚さを均等に伸ばし壁を作っていきます。気をつけないと広がっていくので両手を使って締めるようにしながら行うと広がらずに伸ばすことができます。

道具を使って形を整える

形を整える

接着できたら、ろくろを回転させながらヘラを使って外壁をまっすぐ立ち上げ、整ったところで縁の高さを決め、針を両手でしっかりと固定させて、自分がいいと思う高さまでカットします。カットしたあとの縁はヌメ皮を使ってなめらかにきれいに整え仕上げます。

お昼休憩はサンドイッチとスープ

お昼ごはん

ここでお昼。今日はコンビニで買ってきたたまごサンドとミニキンパ、ワンタンスープ。

厚みのある部分を均等になるように削る

カンナがけ

休憩が終わって作業再開。厚さ、高さ、立ち上がりの角度が自分の納得がいく状態になったら、かめ板から器を剥がし(はがし)ます。なかなか剥がれないため、針で差込を入れたら、ワイヤーを使ってグイッと手前に引いて引き切りますが、かなり力がいりました。
カメ板から外した作品を裏返しにしてベタつきを取るためほんの少しだけドライヤーを当てました。いつまでもそのままにしていると、底が重さで湾曲してしまうのですぐに表に返しましたが、すぐに重みで内側に湾曲してきていました。もう一度、今度は乾いたはめ板に乗せてろくろの上で中心を取り、ここから削って厚さや角度を整え仕上げました。

完成後はソリ防止の石をおいて乾かす

お皿に重しを乗せた

大皿は、乾く時、底の部分が湾曲して浮いてきてしまう習性があるので、手のひらを使って、常にはめ板に粘土の底を押し付けるようにしながら作業を行いました。
2枚作る予定の大皿は、今回は1枚作ったところで終了の時間。お皿は乾くときに湾曲したしまうので、内側に新聞紙を敷き、その上に重しの石を5つほどバランス良く乗せて乾かすと教えていただき、この日はそのようにして帰りました。重しが大きすぎると縮む邪魔をしてしまいヒビの原因になり、軽すぎると底が湾曲して浮いてしまうそうで、初めてなので加減がむずかしい。

同じ要領で大皿をもう一枚作った

大皿の乾燥

次の教室で前回と同じ要領で、同じ大きさの大皿をもう一枚作って同じように重石を乗せて乾かしました。同じものを作ると、2回目は要領がわかっているのでスムーズに作れます。繰り返すことで少しづつ上達につながることを実感します。

大皿の素焼きができた

大皿 素焼き

数日後、先生が作品がたくさんになったからと素焼きをしてくださっていました。私の大皿も無事に焼けていました。この日は釉薬を掛ける作業ですが、その前に素焼きで上がってきた作品にヤスリを掛けて表面を整えます。

満月は黄色

満月皿の釉薬

お皿の粉っぽいのをスポンジできれいに拭いて、釉薬をかけていきます。まずは満月の方から、黄色釉を吹き付けで掛けることにしました。はじめは単色で掛けるつもりでしたが、吹き付けながら、もう1色使ってみようと考え、黄色の上からオレンジ釉をふわっとまとわせてみることにしました。もちろん経験が浅すぎるので、これがどんな焼き上がりになるのかは不明。焼き上がってきた自分作品に対面する瞬間はワクワクドキドキです。

新月は黒

新月皿の釉薬

そして新月をイメージしたほうのお皿。こちらは艶のある黒天目を主体に周りには黄色釉をふんわりと掛けてみました。

釉薬掛け完了

釉薬掛け

釉薬をかけた満月と新月の大皿。どんなふうに焼けてくるのか、とても楽しみです。

大皿・窯出し

本焼き完成

ある日の陶芸教室に伺うと「NAOKOさ~ん、作品、出来上がってるわよ」と先生が声をかけてくださいました。大皿や如意輪観音像、そのほかの私作ったの作品が本焼きを終えて窯から出されて並んでいました。おそるおそる大皿の色合いを確認すると、想定したような感じが少し出ていたのでとても嬉しくなりました。

大皿・満月と新月 完成

大皿 満月と新月完成

先生が「形作りはある程度誰でもできるけど、釉薬が難しいのよ」とおっしゃいます。たくさん経験してたくさん試していかないと得られませんものね。陶芸は楽しい。