4月に入って3回目の陶芸教室。トータルでは今日が16回目になります。前回作りかけの急須は先生が手直ししてくださるそうで、その間にちがう作品を作りなさ~い、と言っていただきました。急須で使った赤土がまだそこそこ残っているので、それを使ってなにか作ることにしよう。イメージした器は円錐形(えんすいけい)で、下から上に広かった形の逆三角形のようなサラダボウル。手びねりろくろを使って挑戦してみることにしました。

7ミリの底を作って粘土を積み上げ

手びねりの作業

手びねり用のろくろに約7ミリの底を作って粘土を積み上げていきます。上に行くほど広げたいので気持ち外に積みながら、つなげては均してを繰り返し。

希望の高さまで土を積み上げる

手びねりろくろ

最初からあまり薄くしすぎてしまうと倒れてしまうのである程度の厚みを残しつつ積んでいき、それから指で粘土を締ながら伸ばしていきます。

コテを使って表面をなめらかに

陶芸形成

指でつまみながら伸ばした凸凹の表面をコテを使って平に均していこうと思うのですが、土が柔らかくヘラヘラと倒れそうになります。

形が決まってきた

サラダボウルづくり

上がムダに広がりすぎていたので縮めるように指を使ってバランスを整え、完璧にとはいかないけど、なんとか形が整ったところでお昼の時間。休憩している間に少し粘土の水分が飛んで扱いやすい硬さになってくれるかな。

木べらを使って形を整える

手びねり料理鉢

手びねりろくろを勢いをつけて回しながら、木べらを使って形を整えます。まだ上手にバランスを取れないため、均等にヘラを当てているのに1周するあいだに粘土が揺れます。

形が決まったところで粘土を固める

陶芸土を固める

多少歪んだ感じは否めませんが、ここで形を留め粘土をドライヤーで少し固めて最後の削る作業に移ります。

高台を作る

器の高台削り

ある程度固まったら器をひっくり返して中心を取り、高台を作ります。高台ができたら高台から縁に向かってまっすぐになるように全体を回し削りながら整えます。

内側をきれいに削る

器の形を整える

外側が整ったところで今度は内側をらっきょうを使って整えていきます。左手に器を持ってらっきょうを斜めに引くようにしながら削ります。

形が完成

陶芸サラダボウル完成

削っていると際限がなく、やめどころにいつも悩みますが、どうにか理想に近い形に完成しました。この日はこれで終了。棚に乗せて素焼きを待ちます。

釉薬はうのふ

釉薬付け

素焼きをしてもらった器に釉薬をかけました。今回選んだのはうのふに、縁だけ桜色をさっと筆で1周。

釉薬はむずかしい

本焼き完成

本焼きが終わって遂に完成した「おしゃれ」を目指したサラダボウルですが、自分が思った色には出ずに少々不満足に終わりましたが、これが勉強。先生がいつも「陶芸は、形はある程度みんなできるんだけど、釉薬が難しいのよ」。んー、いい色を出せるようになりたいな~。次こそは!と思うとますますはまります。