2020年10月10日・土曜日。土砂降りの雨の中、群馬県にある道の駅川場田園プラザへ友人3人と車で遊びに行ってきました。今回の目的は陶芸。川場田園プラザ内にある施設で行なっているろくろ体験陶芸教室に参加しました。ろくろは初めてでしたが、先生のていねいな指導のおかげて予想以上の出来映え。後日送られてきた作品を見て改めて感激しました。

道の駅川場田園プラザ

道の駅川場田園プラザ

午前7時に都内の家を出て友人の車に便乗して群馬県利根郡川場村にある、道の駅 田園プラザへ。現地に到着したのは10時半。この日の目的は、道の駅でのお買い物と、友人が予約してくれた陶芸教室体験。道の駅特集の本で見たとおり、とてもきれいで広い道の駅に一同テンション上向き。
 
お友達があらかじめ取っておいてくれた陶芸体験の予約は2時からなので、それまで青果コーナーへ行って新鮮なお野菜を購入したり、いろいろなお店を回ってお昼も食べようということになりました。

陶芸教室へ

陶芸教室入り口

訪れた道の駅は広く店も多いので余裕を持ったスケジュールを立てたものの、実際にお店などを見て回るのは小一時間もあれば十分でした。陶芸のレッスンは2時。ランチしてもかなり時間が余ってしまいそう。そこでダメ元で予約時間を早めていただくことはできないかと電話で訪ねてみたところ、1時間前倒しで変更をOKしていただくことができました。ありがたや。
 
お昼はお蕎麦屋さんでランチ。ちょうど1時少し前になり、斜向いにある陶芸教室へ急ぎます。お教室は5~6人でいっぱいになってしまいそうなこじんまりとしたコーナーで、入り口には体験された方の写真や、サンプルの陶芸作品が並んでいます。

15分のレッスンコースを選択

陶芸サンプル

予約してくれた友人の名前を告げると、どのコースにするか選択してください、と言われました。ロクロで作った作品に、さらに細工を施すことができるというコースもありましたが、私たちは一番シンプルな、ロクロで作品を作り色付けが選べる15分のコースを選択しました。

貸し出しの作業着に着替え

作業衣

コースが決まると、シャカシャカした迷彩柄のパンツと、真っ赤なエプロンを渡され、服の上から身につけるように言われました。足元も靴は下駄箱へ入れてスリッパに履き替えです。ブカブカでちょっぴりかっこ悪いけど、土で服が汚れないようにとの配慮はありがたかったです。

講師の説明

ろくろ

私たちのレッスンについてくれたのは40代から50代くらいのハキハキとした感じの男性講師。私たち4人のグループで1台のロクロを順番に使って教えてもらうようです。
 
先生は「私が言ったとおりに手を動かしてもらえれば、ちゃんとした作品ができますからね。素直な気持ちが大事。素直ということで言うと、大人よりお子さんのほうが上手だったりする事が多いんですよ。」といきなりプレッシャー。私達おばさんは素直に手が動くかどうか…。

4人でロクロ体験スタート

作業開始

ではいよいよ私たちのグループのレッスンがスタート。「誰から行きますかぁ~?」の先生の問に、もたもたするのもなんなので「それじゃ、年の順で若い方から」ということになり、私は3番手になりました。

まずはハタちゃんが挑戦

ろくろ指導

トップバッターは、我らがアイドルハタちゃん。レッスンが始まるやいなや、「力を入れない!」「そっちに指を曲げない!」とか、先生、ちょっと熱いタイプのようで、指導の喝が降り注ぎます。

先生きびしい!

作品完成

なにせ皆 初めての経験。右も左もわからずの中、ハタちゃんはわけも分からぬうちに終わってしまった、と、トップバッターだっただけにちょっと気の毒だったなぁ。でもしっかりと素敵な器が完成!

次は私。ろくろ初体験

ろくろ初体験

ハタちゃんのあとにろくろの前に座った2番手のミッキーは、そんなレッスンを明るい笑いで乗り越え器を完成。「はい、では次のかた~」と、流れ作業のようにレッスンが進み私の番がやってきました。やっぱり初のロクロ体験にはワクワクドキドキ。ロクロの前の椅子に座り、先生から「何が作りたいの?」と聞かれます。私は日本酒を入れる「片口」を作ってみたいとお願いしました。

先生の愛のムチ!?

片口作り

ロクロが回って作業開始。先生が向かい側に座って、私の右手首を自由にさせまいとばかりにガッシリとつかんできました(って、ちょっと失礼な言い方かしら)。ほんとうは、軸がブレると粘土の形が壊れてしまうから、ド素人の私の手を中心に誘導するようにしっかりつかんで、指先の使い方に集中できるように熱心に指導してくださったというのがほんとう。
 
大トリのヨウさんは、どーんと構えてマイペースに落ち着いてステキなお茶碗を仕上げていました。

レッスンは思った以上の収穫

片口完成

先生のいうとおりに親指を直角に曲げると粘土に開けた穴がどんどんと開いてきて、器の形になっていったり、口をすぼめた形にしたい時は、軽く包むように押さえるとすーっと形を変えるなど、短い時間でしたがとても勉強になることばかり。思った以上に収穫になりました。
 
「先生の厳しい口調も愛のムチだったのね」と思えたのでした。

作品完成

みんなの陶芸作品

片口が完成しました。思った以上の出来に大満足。初めてにしては上等でしょう?なーんて、先生の誘導とお直しのおかげ なんですけどね(笑)。でも、4人で挑戦して、4人とも同じ大きさの器を作ったのに、やっぱりみんなそれぞれ形も違えば味も違う。個性が出るものだなぁ と、おもしろさを実感しました。
 
この日の作品は、乾燥させて素焼きして、色を付けてもらって本焼き。自宅に送られてくるまで約3ヶ月かかるということでした。色は飾ってあるサンプルの中から選んで、素焼きしたあと先生が色付けしてくださるということでした。迷った結果、選んだのは偶然4人全員が緑になりました。

作品は後日郵送

送料がかかるため、代表ひとりのところにまとめて送ってもらったほうが安くなるということで、ヨウさんの会社の住所に送ってもらうことにしました。料金は体験料に送料(※)。ひとり3,000円でお釣りがきました。

※ 料金は変更している場合があります。川場田園プラザろくろ体験教室のホームページ でご確認ください。

3か月後に届きました

陶芸作品焼き上がり

お正月三が日が明け、仕事も始まった1月5日。ヨウさんからみんなに「陶芸届いたよー♪」のお知らせが来ました。「naokoの、すごくいいよ!」って言ってくれました。うれしいな、早く見てみたい。
 
その日の夜、仕事が終わったヨウさんが陶芸作品を家まで届けてくれました。みんなの作品も見せてもらい、あのロクロの粘土がしっかりとした器になって、自分たちで作ったものだと思うと手に取った時は感激でした。みんなそれぞれいい作品に仕上がっています。

機会があったらまたやってみたい

陶芸体験プログラム

道の駅で、素人でもろくろを使った本格的な陶芸体験ができ、とてもいい経験になりました。料金も良心的だったのでありがたかったです。機会があったらまた再度挑戦したい、と思える体験でした。

道の駅 田園プラザのホームページ