2022年1月半ば、久しぶりの遠出ドライブ。大好きな石岡のパン屋さんを尋ねながらお昼は美味しいお蕎麦でも食べよう。近くに確か道の駅があったのでそこでそば粉も買って帰りたい。そんな予定の片道2時間ちょっとののんびりドライブで見つけた茨城県石岡市の美味しいお蕎麦屋さんを紹介します。
田舎道にあるお蕎麦屋さん
9時過ぎに友人と二人で出発。目的地の石岡に着いたのは11時半でちょうどお腹も空いてきたのでまずはランチ。おいしいパン屋さん行った時にいつもはしごするお蕎麦屋さんでランチをいただく予定で伺ったところ、1月いっぱいお休みと張り紙が…。
落ち込んでも仕方ないのですぐに近くの美味しそうなお蕎麦屋さんを検索。そこで見つけたのが「麓（ふもと）」というお蕎麦屋さん。いつものお蕎麦屋さんからそれほど離れていないみたいなのでさっそく車を走らせ、のどかな農道を15分ほど走るとあったあった、お蕎麦屋さん。
お店はお庭がすてきなどっしりとした家屋
駐車場は5台ほど停められ、お店の入口に向かう途中に東屋（あずまや）があり、外でも食事ができるようで、女性客二人が利用していらした。
入り口を入ると広々とした玄関、田舎の叔父の家に来たようなどっしりとした昔ながらの日本家屋で、客室からはお手入れされたお庭が眺められてとても落ち着く。作家さんの作品なのか女将さんのものなのかわからないけど、手作りのバッグも展示販売されています。
そばがきと天せいろを注文
席につくと「そば茶です」とにこやかに女将さんらしき女性がお茶とおしぼりを持ってきてくださった。二人とも野菜天せいろにしようということで、私は限定10食の10割そばがまだあるというのでそれを、友人は二八そばの大盛りを注文。
そしてもう1品、そばがきを頼んで先に持ってきていただけるようにお願いしました。
まずはそばがきから
しばらくするとそばがきが運ばれてきました。しゃれた器に湯が張ってあり、中に葉っぱを形どった2枚のそばがきが浮かんでいる。
私も友人も蕎麦がきが大好きで、お蕎麦屋さんに行ってそれがあるとだいたい注文するのですが、そばがきはお店によって個性があっておもしろい。ホロホロッとしたものやふわっとしたものもあれば、噛みごたえのある弾力がしっかりとしたものなど。麓さんのそばがきはどんなだろう。
器にもこだわってるなぁ
そばがきが入った器はなかなかおしゃれ。陶芸教室に通っているからやっぱり器には目が行ってしまいます。今度こんなのを作ってみるのもいいな。色もいい。
そばがきはもちふわ
蕎麦がきは箸でサクッと切れる感じ。薬味のネギとわさびを載せてかえしをつけていただきます。程よくモチっとまとまっていて空気を含んでふわっとしています。もちっとふわっとだから、例えるならもちふわ。蕎麦の香りも楽しめて美味しいそばがきです。
二八蕎麦の大盛り
蕎麦がきを食べ終わると友人が注文した二八そばの野菜天せいろがきました。大盛り蕎麦の大きなお皿もまたいいじゃないですか。これからの作品作りの参考になります。
まずは何も付けずにお蕎麦を2～3本するするっと口に運んだ友人が「これ、当たりだよ。美味しいお蕎麦」って一言。彼女が言うなら間違いない。
十割そばの野菜天せいろ
「おまたせしました」と私の注文した限定十割のおそばがきました。私のお蕎麦の器はまた違った形ですがこれもいいな。と、やっぱり器に目が行っちゃうけど十割そばも気になります。
まずはそのままいただきました。二八そばよりも少しだけしっかりとした歯ごたえがありましたが蕎麦の香りといい茹でぐあいといい私好みのとても美味しいお蕎麦です。わさびを載せてつゆに付けましたが、カツオが香ってキリッとしていて私にはドンピシャ。
美味しかった～。せっかくの十割だったのでわさびとお塩でもいただきました。もちろん◎。
作品づくりの意欲が湧きました
野菜天が載ったお皿、薬味用、そば猪口（ちょこ）やそば徳利（とっくり）と、どれもいい感じ。蕎麦の皿やそば徳利を作りたいと思っていたのでとても参考になり、いい作品イメージが湧きました。
蕎麦湯ゼリー？！どんな味かな
食事が終わる頃、蕎麦湯とともに運ばれてきたのは「蕎麦湯のゼリーです」へ～、蕎麦湯ゼリー？すごい発想。この小さな器にちょっぴり入っている蕎麦湯ゼリーに私は興味津々。
キラキラと光って金色にも見えて上にきなこが乗っかっている。いただいてみるとぷるんとして優しい甘さと蕎麦と香ばしいきなこの香りが鼻から抜ける。例えるならさっぱりとしたわらび餅のようでした。もちろん感動の美味しさ。もっと食べたい。笑
また行きたい石岡のお蕎麦屋さん「麓」
いつも通っていたお蕎麦屋さんがお休みだった時はがっかりだったけど、そのおかげでと言ったらあれですが、この日はほんとうに麓さんに来られてよかったなぁ。お店の方も皆さん笑顔で感じがよかった。石岡に来たときにはまた来たいなぁ、と大満足でお店をあとにしたのでした。
