2021年1月16日(土)陶芸教室2回め。参加人数は私を含め3人。前回、電動ろくろをやってみたいと先生に言ってみたら「どうぞ、いいわよ。おやりなさい。」ってさらりと返事が帰ってきた。初心者で、レッスン2回めで、ほんとうに電動ろくろを使わせてもらっていいのですねー?!

今日の陶芸教室は電動ろくろの練習

電動ろくろ

「さて、naokoさんは、今日は何をやる?」と先生が言ってこられて、恐るおそる、というか、図々しく「あの~、この前言ってた電動ロクロの練習、やってみたいんですが…」と言ってみました。「あ、そうだったわね。電動のロクロは中心を取るのがむずかしいのよ。慣れるまでは練習用の土を貸してあげるから、それで何度も繰り返し練習するといいわ。」
 
ロクロがある程度上達するまでは土を貸してくれるとか、なんと良心的。貸出用の土で気兼ねなくガンガン練習ができるというのはほんとうにありがたい!(感動)。それにしても練習2回めの初心者の私に、電動ロクロを自由に触らせてくれる先生って、なんて太っ腹なのかしら。この日は、10時~5時のすべての時間を、作品は作らずに、ひたすら電動ロクロの練習だけをしました。

先生がお手本を見せてくれました

陶芸用粘土

10時半~12時
まずはロクロに使う土を練る。均等に柔らかくする作業はいつものとおりです。菊練り(といってもまだできませんが…)、土のまとめまで終わり、先生にお伺いすると、初心者の私にわかりやすいように電動のロクロを使って土を挽くのを実践してくださいました。まずは、練り終わりのほうを下にした粘土を、電動ろくろの天板の中心にドスン!と思いきり叩きつけるようにしてセットします。
 
ロクロを回した時、土が安定して挽けるように中心取りをしっかりとするのが最初の作業だそうです。ロクロを回しながら中心を取っていくのですが、最初にそうして粘土を真ん中に置くところから中心取りが始まっています。

ポイントをわかりやすく教えていただきました。

陶芸粘土をセット

そして電動ろくろを回していくわけですが、左足はレンガの上に置き、右足で速度調整のレバーを踏んで動かします。手は、両肘を各左右のヒザの上に乗せてしっかりと固定させ、ブレないで土を動かせるように構えるのがポイントだそう。
 
手水はできればなるべく少なめに、手についた粘土もうまく使って滑りを良くしながら作業します。土にブレがなくなり、中心に備わったら土殺し(つちごろし)。土殺しとは、土を上に伸ばしたり押しつぶしたりを繰り返しながら、粘土の密度を均一でなめらかにし、加工しやすくする作業です。電動ロクロをやる上で、土殺しはとても重要な作業ということを教わります。5~6回は繰り返すといいそうです。

いざ、お待ちかねの電動ロクロ体験

粘土の中心を取る

「では、やってごらんなさい」と私にバトンタッチ。電動ろくろの前に座って肘をヒザに乗せて教わった工程を真似てみるのですが、せっかく先生が取ってくださった中心がすぐにぶれてしまったり、変なところに力が入ったり。繰り返すうちに中心を取るという感覚はつかめてきたけど、力を入れすぎなのか、今度は土殺しの作業中に何度も粘土がちぎれてしまう始末。
 
手慣れた人とちがって初心者の私は、はじめは粘土がヘタる、ちぎれる、の連続でした。思ったように形にする前に練った土があっという間になくなり、桶(おけ)に溜まった失敗した土を再びドライヤーで水分を飛ばしたあと練り直す作業をするのですが、手水を使いすぎて土がベチャベチャになり、板や手に粘土がへばりついて、使えるまでに再生させるのにはかなりの重労働でした。2回、3回繰り返すうちに、土を再生させる作業もだんだんと慣れてきました。

お昼休憩はみなさんと。私はカツ丼とシュークリーム

カツ丼とシュークリームのお昼ごはん

12時。お昼休憩の時間になり「お茶が入りましたよ~」と先生が声をかけてくださいます。ベチャベチャの粘土にケリを付けてから、みなさんのいるテーブルへ移動です。各自、持ってきたお昼をここでいっしょにいただきます。この日の私のお昼は、お教室に向かう途中のスーパーで買ってきたカツ丼とデザートのシュークリーム。お茶を入れる急須は先生のお手製(作品)。すてき。
 
雑談しながらの約1時間の楽しいお昼も終わりこれから午後の作業時間が始まります。

午後も引き続き電動ろくろの練習

電動ろくろ挽き

午後の作業の様子は追って更新します。