2021年2月6日土曜日。お雛様作りも終わって、あとは素焼きを待つばかり。その後は釉薬をかけて、「季節ものだから特別に3月の雛まつりに間に合うように焼いてあげる」って先生が言ってくれました。さて、今回は2月最初の陶芸教室。毎週通っているので今日で5回目です。頭の中には今日作るちょっと変わったタタラの花瓶のデザインが浮かんでいます。

雛人形は素焼き待ち

陶芸教室 お雛様

先週完成したお内裏様とお雛様は、素焼きを待って棚に待機中。お雛様などの季節ものは、棚に気に入ったデザインがあると、ほかの生徒さんもチャレンジされることがあるそうで、ほかの方が作った同じデザインのお雛様が並んでいました。こうして見ると、同じデザインでも作者が違うと個性も違って楽しいものです。

今日の作品作りはタタラの花瓶

たたら粘土

前回お雛様を仕上げてしまったので、今回はまた一から新しい作品に挑める♪今度は花器を低く横長にして、花や葉物をテーブルに這わせるようなイメージで生けられる変形花器ができたらいいなと思いました。
 
さっそく先生にイメージしてきた花瓶に近い画像を見てもらい、こんなのを作ってみたいんです と相談してみたら「これは、タタラといって、粘土を伸ばして作るんですよ」と教えていただきました。エヌシロ(Nの白信楽)の粘土を新たに1キロ購入してよく練ります。「それじゃ、板と延べ棒を持ってきてまずは粘土を7ミリの厚さに伸ばしてみて」と指示をいただきました。

テクニック① 新聞紙を芯にする

新聞紙をタタラ粘土で巻く

薄いタタラを膨らみをもたせるように形作るのは至難の業(しなんのわざ)だな、と思っていたら、先生が新聞紙を持ってきて手で握ってバナナのような形にしはじめました。するとそれを芯にしてタタラの粘土を巻くのだ、と実践して見せて下さいました。「ほー、そうやるんですね」と、毎回技(わざ)を見せていただいては感心するばかり。

テクニック② 上向きのカーブはタオルを使って支える

陶芸教室 花瓶の作製

新聞紙を芯にしてタタラ粘土を巻きつけ口を閉じ、端っこの部分を下がらないように上向きにカーブを付けたいと相談すると、先生がタオルを枕のように支えにしながら少しドライヤーで粘土を乾かすようにと教えて下さいました。またまた技あり。いろんな手法があるもんだなぁ。

大まかな形ができた。

陶芸教室 花瓶の作製

今はまだ、まるで大きなバナナのように見えますが、大まかな理想の形ができました。今回は入り口が狭すぎて、芯にした新聞紙は中に入れたままになってしまいましたが、焼いてしまえば燃えてしまうので大丈夫とのことでした。

カギベラで彫刻

陶芸 カギベラ 彫刻

まだ柔らかい粘土を削りやすくするため、少しドライヤーで固めてからカギベラで彫刻をするように自分のイメージした形を掘っていきます。思っているよりも粘土は厚いようで、かなり削っても安心でした。デザインは布をクルッと巻きつけたようなものにしました。

安定するように底を決める

陶芸 バランスを見る

表側の彫刻をしながら、花瓶をどんな角度で設置したいのかを決めるため、底の部分をどこにするかを決めました。先生はまっすぐ上に向けるよりも、少し前に傾けて底を設置するといい雰囲気になるとおっしゃいます。自分では思いもつかなかった発想。少し角度を変えるだけでこんなに雰囲気が違ってくるんだなと勉強になりました。

口をどのくらい開けるかバランスを見る

彫刻も出来上がり、表面も全体、きれいに整えて、今度は口をどのくらい開けるかをイメージしました。あまり大きく開けすぎてしまうと、たくさんの花を詰めないと花が安定しなくなってしまいそうなので慎重に。今回は口の部分は細めにカットしてみようかな。

タタラ花器 穴をあける

バランスを見ながら穴を開けてみた

花器の形成完成

お花を生けた時のことを想像しながら横長に細めのカットを入れてみました。端の方は鋭角にカットしていた私を見て先生は「尖って粘土をカットしてしまうと、乾かしている時や焼いた時に、ここから割れたりひびが入る原因になってしまうから、なるべく端っこは丸みを帯びたカットにするんだよ」とアドバイスしてくださり、ここでもまた一つ勉強しました。

完成。先生のアドバイスで端っこを尖らせてみた

タタラ花器 乾燥

端っこは私のイメージで、最初は丸みを帯びた形に作っていたのだけど、「私はここが尖ってスッと上を向いた感じにするととても素敵だと思うんだけどどう?」という先生のアドバイス。たしかにキリッとして和の雰囲気が上がるかも。今回は先生のそのデザインを使わせていただくことにし、粘土を足してカギベラで形を整えました。スポンジで全体をならし完成。

花器の何は色にしようかな

完成したタタラの花器は、乾燥を待って素焼き、釉薬をかけて仕上げます。何色にするかはゆっくりと考えることにします。